最高の人生の見つけ方

最高の人生の見つけ方 [DVD]
※ネタバレ注意

余命半年を宣告された二人の老人。金持ちの方は、大胆に自分の人生を生きていた。修理工の方は、自分のやりたいことはできず、45年間の時が既に流れてしまった。

不満を持っていはいたが、愛を持って生活し心豊かに生活したのは修理工のほうだった。金持ちの方は最後には孤独に暮らしている自分に気がつく。

みんなが憧れるのは、金持ちの人の人生だろう。金持ちの生き方、金だけじゃなく、自分のやりたいことをやり、富と権力を得られこと。これほど良い人生などないではないか。そう思うのだが、死に際になり最後に周りに、愛する人がいる修理工の方が幸せそうである。彼は笑って死ねた。幸せに死ねた。

金持ちの方が死を前にして感じたのは、底知れない寂しさである。周りに愛する人愛してくれる人がいない状況がどれほど寂しい事か。彼は、一人戻った部屋で寂しさを紛らわそうと呼んだ娼婦の前で涙する。最後に、先立った修理工の手紙を読み、金持ちは昔絶交された、娘に会いにいく。全てを清算しに。娘は受け入れてくれたのだ。

結局、金名誉がどんなにあろうと、なかろうと、最後は愛なのである、という結論におわる。それはベタかもしれないが、その通りなんだと思う。どんなに名誉があっても、結局人は寂しがりやである。一人で死んでいくというのは耐えられないと思う。金名誉があるから、だめとうい訳ではなく、愛がなければ最後には寂しい事になるよということ。人に愛情を思い、人から愛情を持たれる、その事だけで人間は幸せを感じれる

人と幸せを分かち合える人になりたいな、とますます思った。

でもお金も名誉も欲しいのは相変わらず思う事だ。それと、お金もあって名誉もあって愛もある羨ましすぎる人もいるし、お金も名誉も愛もない悲劇的な人も、世の中にはいっぱいいることは忘れちゃいかん。